好きなことで、生きていく

って言うと、ややもすると、好きなことでお金を稼いで生きることだとイメージしがちだけれど、なにも好きなこと「だけで」生きていく必要は無いわけで、普通に働いて、サブで好きな事を副業にして、マネタイズ化するまで粘ったり、趣味のまま終わらせても、好きなことが「生きている理由」にはなるよね。普通にアニメやアイドル、作家のファンになってお金を落とすのでもいい。

でも、人生の大半は働いているのだから、どうせなら好きなこと、興味のあることを仕事にしたほうがいいに決まってる。そうしたら、今とは違って毎日がもっともっと楽しくなる・・・そう思って、今まで生きてきた。けれど大学から帰る途中の自転車で、ふと疑問が湧いた。

好きなことを仕事にしたら、毎日が夏休みのようにワクワクして、興奮しっぱなしなのだろうか?

答えはノーだ。っていうか四六時中テンションMAXだったらそれは病気。(今まで何回も経験してきた。躁状態というやつだ)

多分そうではなくて、もっと落ち着いた感情なのかなって、最近思うようになった。

恋愛に例えるなら、付き合いたての激しい恋じゃなくて、結婚後の落ち着いた愛、みたいな。

僕には恋人が居ないし、今まで出来たこともないので想像でしかないけれど、そう遠くはないと思っている。

毎日当たり前のようにすること。そこに特別なドキドキとかワクワクが常にあるわけではなくて、最早空気というか、当たり前のようにいつも隣にあるものというか、毎日一緒に暮らす家族みたいな?

 

好きなことって、そんなものじゃないかと思う。

 

本田さんの『ユダヤ人大富豪の教え』という本にもそんな感じのことが書かれていたと思う。趣味で生きてる人たちの代表格みたいになっているトップYoutuberやゲーム実況者たちだって、毎日動画を投稿するのは結構しんどいはず。でももう、それをすることが生活の一部になっているんじゃないかな。そう考えると、毎日歯を磨くみたいな感じで、結構想像しやすいというか、自分に近付けて考えられる気がする。(気がするだけで出来るとは言っていない)

 

趣味は趣味のままで、アマチュアの方が気楽で楽しいのかもしれないけど、好きでもないことに人生の大半を注ぎ込むって、とても悪手のように思える僕は、社会の厳しさを知らない、甘ったれたガキでしかないのだろうか?

 

そんな事を考えながら、こうして今日もブログを書いている。